UV乳液(日焼け止め乳液)の役割と含まれる成分・効果

UV乳液(日焼け止め乳液)はその名前の通り紫外線対策効果も備えており、乳液と日焼け止め両方に必要な成分が配合されています。ですからどの成分がどちらの役割を備えているのか、それぞれの役割でどれだけの効果が備わっているのかをよくチェックしたうえで評価する必要もあるのです。

保湿しながら紫外線対策をするもの

UV乳液の役割と成分

乳液はもともと適度な油分を補うことで化粧水や美容液で補った水分・美容成分が蒸発しないようフタをする役割を担っています。

 

さらに肌の水分量と油分量のバランスを整えるのも重要な役割のひとつ、UV乳液でも当然この点が備わっています。

 

というよりこの乳液本来の役割をきちんとカバーしているかどうかが製品を選んでいく上での基本的なポイントとなるでしょう。いくら日焼け止め効果に優れていても乳液本来の役割を果たしていなければスキンケア全体が完結しないからです。

 

ですから有効成分よりもまず油分がしっかり含まれているか、そして使いやすいかどうかがポイントとなります。この点は有効成分がおもな評価の対象となる美容液・化粧水とは違う部分でしょう。

 

あくまでこの油分が肌に合うかどうかを前提にしたうえで配合されている美容成分をチェックする形になるのです。

 

美容成分ではやはり保湿成分がよく配合されています。

 

油分と相性がよいセラミドを筆頭にスクワランやヒアルロン酸、コラーゲンなど、乳液は肌が乾燥しがちな人ほど重要なアイテムとなるだけにこうした保湿成分と組み合わせて表皮と角質層両方が潤う内容にしているUV乳液が多いのです。

紫外線カット成分には2種類

そしてUV乳液の特徴と効果を左右する重要なポイントとなるのが紫外線を防ぐために配合されている成分・物質です。

 

紫外線カットにはおもに紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類の選択肢があります。

 

《紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違い》

紫外線吸収剤

紫外線を吸収し、化学的にエネルギーに変えて紫外線が肌の内部に侵入するのを防ぐもの
メリット・・・紫外線を防ぐ力が強く、白浮きしにくいなど塗り心地のよいものが多い
デメリット・・・人によっては刺激を感じることもある。こまめに塗り直す必要がある

紫外線散乱剤

肌の表面で紫外線を跳ね返すことで、紫外線が肌に当たるのを防ぐもの
メリット・・・肌への負担が少なく、効果が長持ちしやすい。UV-AとUV-Bの両方が防げる
デメリット・・・白浮きやベタつきなど使用感が悪い ※現在は改善されている製品も多い

 

このように効果では前者、低刺激では後者のほうが優れています。

UV乳液の役割と成分

 

UV乳液の場合はやはり低刺激を重視して紫外線散乱剤を使用することが多くなっています。低刺激を重視する人はとくにこの点を意識してチェックするとよいでしょう。

 

注意したいのはUV乳液を使えば紫外線対策は万全、日焼け止めは必要ない、というわけではない点です。長時間屋外で過ごす、紫外線が強い日に外出するなどのシチュエーションでは日焼け止めとの併用も必要になってきます。

 

日焼け止めとしての効果の限界もしっかり踏まえたうえで賢く使っていく必要も出てくるわけです。

 

またベタつかないよう適量を心がけて使う必要もあるため、自分が心地よく使える量で紫外線をしっかり防ぐことができるのかといった意識も求められるでしょう。製品そのものの成分や効果だけでなく、使い方に工夫が求められるアイテムとも言えます。

    《UV乳液の役割と含まれる成分・効果のまとめ》

  • 保湿成分と組み合わせて表皮と角質層両方が潤う内容にしているUV乳液が多い
  • UV乳液は低刺激を重視して紫外線散乱剤を使用することが多くなっている

敏感肌の人のUV乳液(日焼け止め乳液)の選び方

敏感肌のUV乳液(日焼け止め乳液)の選び方には2つのポイントがあります。ひとつは肌を保護して保湿に役立つ乳液としての効果が備わっているか、もうひとつは肌に負担をかけずに使えるかどうかです。

紫外線散乱剤が使われているUV乳液を!

敏感肌UV乳液の選び方・使い方

乳液はもともと肌に優しいものですが、UV乳液の場合は日焼け止め効果が備わっているので注意が必要です。

 

もともと日焼け止めはUVカット効果が高いほど肌への負担が大きくなるといわれていますから、その効果を備えた乳液は一般的な保湿乳液と比べると敏感肌が刺激を感じてしまう可能性が出てくるのです。

 

日焼け止めに比べると肌への負担が少なく紫外線対策ができるのがメリットですが、乳液に比べると負担が大きくなる、この間のバランスをうまく意識して選んでいきたいところです。

 

まず第一のポイントは紫外線吸収剤を使っているかどうかです。

 

紫外線が肌に触れたときに化学反応を起こして無害な物質へと変化させる紫外線吸収剤はUVカット効果の点では非常に優れているのですがその化学反応の段階で肌に刺激を与えてしまう面もあります。

 

そのため敏感肌の方には向いていないため紫外線吸収剤ではなく紫外線散乱剤が使われている製品を選ぶようにしましょう

 

それから添加物の存在にも気をつけたいところです。化粧品はいろいろな成分、効果を兼ね備えているほど製品の品質を保つために防腐剤をはじめとした添加物が必要になります。

敏感肌は添加物に注意

敏感肌UV乳液の選び方・使い方

UV乳液の場合はとくにこの点が厄介な部分になるだけに敏感肌の方はできるだけ添加物が使われていないものを選びましょう

 

添加物がまったく使われていない製品となると選択肢が狭くなってしまうのでパラベンや合成香料・着色料、エタノールといった敏感肌との相性がよくない添加物を避けて選んでいくのが無難です。

 

こうした肌に負担がかからないことを大前提にしつつ乳液としての効果がしっかり備わっているかをチェックしていくことになります。敏感肌ですから、適度な油分で表皮を保護することができるかがまず第一のポイントです。

 

化粧水・美容液で補った水分と有効成分が蒸発して失われないようしっかりフタができるかどうも乳液選びの大事な部分です。使い終えた直後のしっとり感が長持ちするかどうかも意識して選びたいところです。

 

このように敏感肌のUV乳液選びは日焼け止め効果の部分で肌に負担がかからないよう注意しつつ、敏感肌をカバーする乳液としての効果を備えているものを選んでいくのがポイントです。

 

よいものを見つけられれば肌への負担を避けつつスキンケア全体の効果を高め、紫外線対策もしっかり行っていくことができるようになるでしょう。

《敏感肌UV乳液の選び方のまとめ》

  • 敏感肌は紫外線散乱剤が使われているUV乳液を選ぶこと
  • 敏感肌はできるだけ添加物が使われていないUV乳液を選ぶこと
  • 敏感肌は適度な油分で表皮を保護することができるUV乳液かがポイント

UV乳液(日焼け止め乳液)の上手な選び方・使い方

UV乳液(日焼け止め乳液)はまず乳液としての効果をしっかり備えていることを優先して選ぶことがまず第一、そのうえで日焼け止めとの併用も意識した使い方も心がけながら賢く使いこなすことが求められます。

乳液の効果が備わっているかが重要

UV乳液の選び方・使い方

乳液と日焼け止め両方の効果を備えているのがこのアイテムの最大の特徴であり長所でもあるのですが、自分にあったアイテムを選んで賢く活用しないとどちらも中途半端な形になってしまう恐れもあります。

 

日焼け止め効果を重視したばかりに乳液のとしての効果が不十分、または日焼け止め効果を過信したばかりに紫外線対策が不十分といったパターンがよく見られるのです。

 

あくまでスキンケアの一環の中で乳液として使うアイテムですから、まず乳液としての効果がしっかり備わっているかをチェックしましょう。

 

乾燥肌・敏感肌の方は適度な油分で表皮にフタをしつつ保護する効果が得られるかどうかが最大のポイント、そのうえでセラミドなどの保湿成分が配合されているかどうかを見ていきましょう。

 

その際にはベタつきにも注意したいところです。もともと乳液はベタつきやすい面がありますし、クリームと併用する場合にはとくに油分を補いすぎてしまいがち。できるだけ軽いテクスチャで心地よく使えるものを選びましょう

心地よく使えるUV乳液を選ぼう!

UV乳液の選び方・使い方

この軽いテクスチャと伸びのよさも大事な面です。日焼け止めとしても使う以上ムラなく丁寧になじませていかないと塗り残しの部分を紫外線が通過してダメージをもたらしてしまう恐れが出てきます。

 

重めで伸びがよくないテクスチャだとどうしてもムラなく塗るのが難しい上に意識してムラなく塗ろうとすると全体が厚めになりベタつきの問題が出てしまいます。薄めでしっかりムラなく塗れる、このバランスがとれた製品を選びたいところです。

 

使い方ではやはりムラなく塗付していくのが大前提ですが、日焼け止めとの併用も視野に入れて臨機応変な使い方を心がけることも大事です。

 

SPF30、PA++レベルのUV乳液なら日常のちょっとした外出程度なら紫外線を防ぐことができますが長い時間屋外で過ごしたり、紫外線が強い日に外出する場合にはカバーしきれない場合も出てきます。

 

そんな時には日焼け止めと併用して調節してしっかり紫外線を防ぐことができる環境を整える。「UV乳液を使っているから大丈夫」と過信せず、紫外線を浴びる状況に合わせたケアを心がけましょう。

 

このようにクリームや日焼け止めとの相性やバランスなども考慮して賢く使いこなすのがUV乳液の大事な部分となるでしょう。

《UV乳液の選び方のまとめ》

  • 乾燥肌・敏感肌は適度な油分で表皮にフタをしつつ保護する効果が得られるUV乳液を選ぶこと
  • UV乳液はできるだけ軽いテクスチャで心地よく使えるものを選ぶこと